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【フランス風おもてなし料理 第4回】メイン「鶏と人参のブレゼ ローリエ風味」

【フランス風おもてなし料理 第4回】メイン「鶏と人参のブレゼ ローリエ風味」

フランス風おもてなし料理、第四回はいよいよメイン料理。
ブレゼとは炒め蒸しした調理法のこと。
鶏肉とたっぷりの人参を、ローリエとオリーブオイルだけで炒め蒸ししました。
塩コショウのみの味付けで、驚くほど人参と肉の旨味を味わえます。

材料: (4人分)
鶏もも肉:2枚
人参:3本
ローリエ:10枚程度
オリーブオイル:大さじ2
塩コショウ:適量

【フランス風おもてなし料理 第4回】メイン「鶏と人参のブレゼ ローリエ風味」
【1】人参は大きめ(2センチ程度)の輪切りにします。鶏肉は1枚を6等分し、塩コショウしておきます。
【2】Staubなど厚手の鍋を熱し、オリーブオイルを入れたら鶏肉の皮を下にし、しっかりと焼いていきます。
【3】人参も入れ、さらに炒めていきます。ローリエを入れて混ぜ、塩コショウします。
【4】蓋をしたら弱火で30分〜1時間ほど煮込んで完成です。(途中様子をみながら軽く混ぜて下さい)


【フランス風おもてなし料理 第4回】メイン「鶏と人参のブレゼ ローリエ風味」
Staubのお鍋は、にはフタの裏についた「ピコ」と呼ばれる突起がついています。
鍋の中で食材から出る旨味を含んだ水蒸気が、この突起によって水滴となって食材に降り注ぎ、食材の旨味を最大限に引き出してくれるのです。
保温性があるので、そのまま食卓にサーブでき、美しく食卓を演出できます。
鋳物琺瑯鍋はひとつ持っていると、何かと役にたつ万能アイテム。


【フランス風おもてなし料理 第4回】メイン「鶏と人参のブレゼ ローリエ風味」
食べる時はワンプレートによそいます。型取りしたライスには黒胡椒とイタリアンパセリをかけて。
ノルマンディー風グラタンをつけあわせに、鶏肉と人参をバランスよくよそったら、旨味たっぷりのスープを回しがけましょう。

シンプルな材料と、調理法ながら、肉と人参の旨味がギュッと凝縮されたこのお料理。
驚くのは人参。びっくりするほど柔らかく甘く仕上がり、ついつい人参のおかわりをしてしまうほど。 人参が苦手なお子さんにも是非食べて頂きたい一品です。


律子さんからのアドバイス

鋳物琺瑯のような厚手の鍋を使うことで、炒め蒸しの料理(ブレゼ)は美味しく仕上がります。
鶏肉を焼く時、オリーブオイルはたっぷりと。
人参は有機のものなら皮ごと使え、一段と人参の旨味を感じられます。
ローリエの風味が大きなポイントなので、多めかな?と思うぐらいの量を使って下さい。


プロフィール

シャルル律子さん

フランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。
おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。
海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。




= 写真・文:大西佳葉 =


【ご紹介したアイテム】



プロフェッショナル仕様のお鍋として、多くのレストランで愛用されているストウブ。
食材から出る旨味を含んだ蒸気をフタの裏についた「ピコ」がまんべんなく対流させ、食材本来の美味しさを逃しません。また重い蓋が蒸気とともに旨味が外に逃げるのを防いでくれます。
staub ピコ・ココット オーバル 23cm/ストウブ 28,080円(税込)

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